チューリップを冬から初春に開花させるには
ここで、問題です。チューリップはいつ花を作るのでしょう?
7月末から8月当初のチューリップ球根を、むいてむいてむいてむいて・・・
実体顕微鏡を見ながら60倍ぐらいに拡大しながら、むいてむいてむいていくと・・・
やっと出てきたこの形。
これが、春に花咲く「花」(の原型)なんです。
これが、春に花咲く「花」(の原型)なんです。
チューリップは、春に花を咲かせたあと、夏にかけて球根を太らせて、上の写真の様に、春に咲かせる「花」を準備して、秋・冬に備えます。
寒い日を指折り数えて春が来る時期を計り、花を咲かせるわけです。
チューリップを冬から初春に咲かせるためには、夏に球根が「花」の準備を終えたかどうか、球根をむいて確認し、人工的に秋・冬をつくり(冷蔵庫に入れる)、春の部屋に植えて(ビニールハウスに植えて暖房する)、栽培します。
これにより、春を先取りして、主に年末から3月にかけて出荷しています。